春から設計を進めてきました「林間の家(仮)」
いよいよ工事が始まりました。
現場は山梨県北杜市(旧大泉村)。
八ヶ岳の南麓に位置する、とても自然豊かな地。
大きな木々に囲まれた、まさに”林の間”に敷地はあります。
南から西にかけ緩やかに傾斜
日当たり良く、視界が広がる抜群のロケーション。
そんな敷地に建つのは、屋根の一部が凸となった、ほぼ平屋のお住まい。
敷地は標高1,000m超える寒冷地に位置するため、凍結防止対策が必須
設備だけでなく、基礎にも”凍結深度”という観点から深い基礎が求められる。
北杜市では、この凍結深度について指定がないため、
設計者が判断しなければなりません。
最低気温や地元業者の意見、経験などから、600mmと設定。
結果、高さが1mを超える基礎となっています。
通常より背の高い基礎ですが、完成すると半分以上は土に覆われ
一般的な高さの基礎に見えるようになります。
凍結深度に対応した基礎は、独立後最初の実績である、長野県小諸市「風景に住む」以来。
ちなみに、「風景に住む」では半地下を採用していますが、
この凍結深度からくる深い基礎を利用した結果でした。
△佐久平を望む「風景に住む」のLDK
テーブルのある床は、通常の床より700mm下がっている
北杜市は "日照時間 日本一"と言われるだけあって、訪れる際はいつも晴れ。
穏やかな気候も相まって、本当に心地よい気分になります。
これからの数ヶ月、曇天続きの新潟からだと尚のことですね。
また、車窓からの風景も楽しみのひとつ。
特に姨捨山あたりの夜景はとても綺麗です。
△姨捨SAより
安全に、遠距離移動を楽しみたいと思いますー