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インターンシップ2023夏 終了

夏休みを利用した学生のインターンシップが昨日最終日を迎えました。

 

今回の最終目標はプレゼン。

建売住宅の設計をご依頼頂いた「株式会社とちたて」本間社長への直接提案するプログラムです。

 

取り組んだ案件は新潟市中央区、北側道路、42坪の平な敷地。

間口9mあり、一見”癖”は無さそう。

 

しかし、実際現地に行くと。。。

 

 

 

 

 

隣に築50年のビルディング(集合住宅)!

 

圧迫感強め。

印象が良くないと思う方もいるのだと思います。

 

しかし、

じっくりと観察すれば、この土地の良さも見えてきます。

・南東側(敷地裏手)には公園の緑が望める。

・前面道路は広く、開放感ある。

・ビルが西日を遮ってくれる。

 

 

ここに素敵な住空間の提案にチャレンジしてくれたのは、3名。

2度目の参加、修士2年生のTくん。
初参加の3年生Oくん、Nくん。

 

Tくんには、実務を想定した、現実的な案を

Oくん・Nくんには、自由な発想を

 

 

Tくんの第一案。中庭のある家。

東〜南のボリュームを抑え、光を中庭へ届ける案。

中庭に面したリビングや廊下に開放感が生まれるのが特徴です。

 

Tくんはもう一案。バルコニーのある家。

ビルや隣家の影響を受けない、明るく開放感のあるバルコニーと

ダイニングキッチンとが繋がることが特徴です。

 

△とちたて・本間社長へのプレゼンの様子

 

どちらの案も気に入って頂くことができました。

 

要所要所、私のチェックを受けながらでしたが

学生のうちにここまでまとめられるなんて、なかなか凄いことだと思います。
Tくん、お疲れさまでした。

 

 

さて、OくんとNくんですが

頼まれてもいないのに、集合住宅の提案です。

 

隣のビルを購入、解体して、敷地が広くなったという想定です。

まちに対して開く、まち・人とつながることをコンセプトした集合住宅「まちかど」

 

最初は利回りなど検討して進めていましたが、なかなか楽しそうな案にならない。。。

そこで、経済的なことは一旦置いておいて、自由な発想を優先した案です。

 

1階にはテナント(お店)があり、公園のような自由に使えるスペースがある。

2階以上は、住戸を分棟形式とすることで、プライバシーや開放感を確保しているのが特徴。

 

共用部も広く、ゆったりとしているが

レンダブル比(賃貸面積の割合)が低くすぎる。。。

 

本間社長からは、実現性は低いかもしれないけど、発想は面白い。

このような感覚はずっと持ち続けてほしい、と激励して頂きました。

 

 

そして、夜は第二部。

 

ゲストに建築家の塚野さん(塚野建築設計設計事務所)と加藤さん(加藤淳設計事務所)を

お迎えし、打ち上げパーティー。

 

 

 

せっかくなので再度プレゼン。

お二人からは、学生だけでなく私にとっても、為になるコメントを頂くことができました。

 

模型とお酒を囲みながら建築のお話し。

本当に楽しい時間でした。

 

インターンシップに私の事務所を選んでくれた学生に

このような機会を頂いたみんなに感謝です。