概ね2ヶ月半に渡ったリフォーム工事が終わり
本日、最終確認に伺ってきました。
現場は上越市
27,8年前に大手ハウスメーカーで建てられたお住まいです。
構造的な制約が多く、間取りは基本的に変えられません。
4年前には、キッチン入替えなど、LDKを改装。
第2弾となる今回は、外壁と大開口です。
▽新しい外壁は杉板
板は天竜杉。
天竜杉は成長が遅いが、目がつまり強度があるのが特徴。
(新潟の杉と似ています。)
外壁に向く赤身を多めに揃えてもらい、
自然な風合いの色変化が特徴の保護塗料「エコウッドトリートメント」で
仕上げています。
リセットするようにピカピカと新しいものではなく
今までの暮らしを引き継ぐような、味のある雰囲気が良いなと思い提案。
ご夫婦ともに大変喜んでおられることが分かり、とても嬉しいです^^
国産の杉を使うことで、山への恩返しにもなる。
”地元の山の木”が理想ですが、あまり意固地にならずバランスをとりながら。
"どこから来た木"なのかが分かるだけでも愛着が湧くから不思議ですね。
▽「リビングの窓を大きくして、ウッドデッキとつなげたい」
△Before
△After ・・・2つの窓を統合し、片引きの大開口へ
大判ガラスが外壁に引き込まれ、内と外がつながります。
高気密高断熱メーカーの家ですので、その仕様に負けない開口部にと考え
へーべシーべという特殊な金物を使った引戸を採用しています。
分かりやすく言うと新幹線のドアのような感じでしょうか。
△戸の下框が消えるデザイン。
床の段差を利用し、床板が内から外まで遮られずにつながる。
これで、空間に伸びやかさが生まれます!
△Before
△After・・・ウッドデッキとパーゴラ
手入れされた庭木と苔との調和がとても素敵。
リビングから庭を眺めてると、とても落ち着く。
そして、飽きない。
新築ではなかなか味わえない、時間が醸し出す雰囲気と言えばいいのでしょうか。
そこに住う方の感性が色濃く現れたリフォームとなりました。
外壁リフォームには杉板がオススメです!!