昨年に竣工・お引渡しをした、
長岡市の「はじまりの間のある暮らし」(F-House)。
1年点検を兼ね、暮らしぶりを伺ってきました。
そこに暮らし始めて気づく喜びや変化をお聞きすることができ、
設計した私も嬉しくなるひとときとなりました。
一部ですが、紹介したいと思います。
竣工して1年とは思えないほど、とってもいい風合いになった外観。
ずっと前からそこに建っていたかのよう。
周りにこれほど良い表情した外壁はないと、
Fさんもお気にの様子に、私も嬉しくなります^^
デッキの鉄棒は、予定通り”洗濯物干し”と”けんすい運動”に活躍。
鉄棒とルーバーフェンスを使って日除けを掛けるアイディアはFさんのもの。
庭で遊んだり、バーベキューするのに良いとのこと。
そして、一番感心したのがこれ。
窓際に寄せられたダイニングテーブル。。。
「空を眺めながらの食事やお茶。カフェみたいでしょ」と。
なるほど!!
これは、全然想像しませんでした。
暮らしながら、良さを発見し、変化させている姿に
とても嬉しくなります。
そして、さらに嬉しいお話がもうひとつ。
子ども達が、「おうちが大好き」ということ。
この家で暮らし始めてからは、出掛けても「早くおうち帰りたい!」と
言うようになったそうです。
いや〜これはホント嬉しい^^
こちらの住まいの2階は、入れ子状になっています。
各方位の窓から明かりが入り、風の抜けも良く、心地よいとのこと。
結果的に、照明やエアコンが必要な時間が短く、
電気代を抑える結果につながっていました。
ご友人の中には、「今まで見た中で一番おしゃれ」と
言われた方もいるそうで、それを聞いた私も、勿論嬉しいです。
「デザイン」というと表面的なことと思われがちですが、
機能面や性能面も充実してこそ、本当の意味で優れたデザインです。
この入れ子状空間は、一見”斬新”で表面的なこと、
と見る方もいらっしゃるかと思いますが、実はとても機能的な空間なのです。
「この家、結構機能的ですよ」と。
Fさんからこの言葉が聞けて、とても嬉しかったです。
暮らしながら、そのことを感じ取っておられたFさん夫妻には、感謝しかありません。