新潟市秋葉区のK-Houseは解体工事が終わり、
きれいな更地となりました。
来週末に地鎮祭。
いよいよ着工です。
以前のブログにも書きましたが、
K-Houseは薪ストーブのある暮らし。
この計画では、ストーブとの向き合い方だけでなく、
ストーブそのものについても、施主のKさんと一緒に勉強し、
悩みながら選定を進めてきました。
今日は、今まで見てきたストーブを紹介したいと思います。
まずは、小諸のK-Houseのように杉でも松でも
ガンガン燃やせるストーブが良いのではないかということから
新潟県内のメーカーを検索....
ありました、五泉市に。
スズキ研工のハイブリッド薪ストーブです。
社長の鈴木さんは「発明家」。
若い頃から、様々なものを発明してきたという大変面白い方でした。
そんな発明家鈴木さんが辿りついたのが、薪ストーブだった。
小諸のカラマツストーブと同様、鋼板製。
地元に多くある「杉」を燃やすことを前提に研究を重ね、
燃焼効率を高めることに成功。
杉とは思えないくらい長時間燃焼させることができるそうです。
そして、私が驚いたのが、着火の早さと窓が汚れないこと!
空気の取入れ方や燃やし方に研究の成果が現れています。
窓のが大きくて、とても魅力的なストーブでした!
また同時に海外製も検討。
まず最初に候補に挙げたのは、
今までに何度か採用してきた、デンマークのSCAN。
しかし、CIシリーズの販売が終了したとのこと。
海外製なら、第一候補だっただけに、びっくり。
しかし、このことが改めてストーブを調べる
良いきっかけになりました。
その後、施主のKさんから、
「アイアンドッグ知っていますか?」
「No7かっこいいですよ!」と。
全く知りませんでした。。。
ということで、取り扱っている雪国科学へ。
*画像はカタログより
これは確かにかっこいい!
角張ったデザインは、どっしりとした印象。
まるで、家を守る番犬みたいです。
ショールーム内のストーブを見て回っていたら、
他にも気になるストーブを発見。
滑らかな湾曲ボディが特徴の、RAIS,Q-TEE2C US。
アイアンドッグNo7より小ぶりなので、K-Houseに丁度よい。
鋳物製かと思ったら、鋼板製とのこと。
製作精度が高く、環境性能が高いのもこの機種の特徴!
厚い鋼板のため、暖房性能も◎
ということで、これに決まり!
薪ストーブは、鋼板製<鋳物製 というイメージがあったけど、
近年はそうでもないようです。
先日、山形の薪ストーブ専門店noble stoveの濱田さんからお話を聞きました。
「今、ヨーロッパでは、鋼板製が主流」とのことです。
鋼板製の方がデザイン性と環境性能の両立ができるのが理由のようです。
今回ストーブを選定する中で、様々な方とお話ができ、
たくさんの情報や知識を得ることができました。
また、新しいストーブメーカーとの出会いもあり、
楽しいストーブ巡りとなりました。
それにしても、まだまだ知らないことばかり...