今回のレポートは建築現場を離れて、
工務店「ダイワホームズ」の作業場からです。
今週末に上棟を控えてるF-House。
外壁は杉板の下見張り。
その杉板の塗装は施主のFさんが自ら行うという計画です。
しかし、ちょうど予定日には台風が....
なんとか台風は過ぎ去り、天候も安定したので、無事決行。
ひと安心です。
F-Houseで採用する杉は十日町産の「魚沼杉」
土の成分の影響か、積雪の影響か、理由は定かではありませんが、
赤身が多いのが特徴。
赤身が多いということは、耐久性が高い。
つまり、外壁向きの杉ということになります。
(魚沼杉については、以前のブログを参照ください)
Fさんご夫妻の他、ご親戚も参加され、
とても賑やかに、楽しげな塗装作業となりました。
外壁を自ら塗ることは、なかなか無いと思いますので、
きっと良い思い出になったのではないでしょうか。
このように施主さん自らの手を加えて頂くことで、
建物に対する愛着がより増してもらえたら嬉しいなと思い、
提案することがよくあります。
住み続けていくなかで、外壁を塗ったことを思い出し、
思い出話しに花が咲いたら何よりです。
今回、塗った塗料は「エコウッドトリートメント」
化学薬品を使わない、木材保護塗料です。
塗布後から、まるで数年経ったかのような色の変化が特徴の一つ。
新築だけど、前々から建っていたかのような、
落ち着いた雰囲気の建物に仕上がります。
(越前浜・S-Houseも同様の仕上げでした)
中央から左側は数十分経過したもの。右側が塗った直後。
新築時は濃い目の茶色。
段々と色が落ち着いていくので、経年変化も楽しめる外壁です。