昨日、念願であった杉の伐倒、製材を見学してきました!!
林業に強い関心を持ち始めて以来、
”山”に入ってみたい!
木を伐倒するところを見てみたい!
と思っておりました。
新潟の住宅メーカー・一世紀住宅、石田専務の計らいで
見学ツアーが実現しました。
石田さんが力を入れて取り組んでおられる「魚沼杉」。
その供給元である十日町市内の製材所と”山”から
林業の現場を知ることができました。
近くて遠い存在であった林業が、
ぐっと身近になった気がします。
製材所から車で約30分。林道を歩いて現場に到着。
新潟県から売払いされた、樹齢70年の杉を伐採する現場です。
”木こり”が伐倒するのを見るのは初めて。
TVや映画でしか見たことがありませんでしたので、
木が倒れる時の迫力は思った以上。
そして、この方が、とにかくカッコイイ!!!
海外で木こりの経験を積んできたという異色の経歴を持つ
頼もしい木こりです。
子供の頃に出会っていたら、間違いなく憧れの職業になってます!
赤身(芯材)が多いのが、魚沼杉の特徴とのこと。
暖かい地域の杉はもっと白身(辺材)が多いそうです。
赤身が多いということは、耐久性が必要な外壁材などにも向いている
と言えます。
外壁用に製材しているところ。
この後乾燥機に入れ、KD材として出荷されます。
そして、この製材所のすごいのは、製材された杉板に
「ウッドロングエコ」の塗布まで行っているところ。
完璧な外装用杉板が出来上がります。
ここまでの流れを作ったのが石田専務。
石田専務のエネルギーに脱帽です!
耐久性のある地元の木を外装材に使う。
石田専務が言う「地材地建」(農作物で言えは地産地消)。
林業と建築をつなぐ、理想的なかたちがここにありました。
林業について調べれていくにつれ
様々な問題があることを知りました。
「近くて遠い存在の林業」
"山”を、”林業”を活性化させるのは、簡単なことでありませんが、
まずは設計に携わる我々が、”山”を知り、”林業”を知ること。
そして、”木を使うこと”から始めるしかありません。