現場の近所に、とても感心した建物があります。
畑に立つ、休憩所。
おじいさんが自力で建てたそうです。
建てやすく、かつ構造的に安定する三角屋根(合掌造り)。
しっかり窓があるところも素敵です。
そして、なにより感心させられたのが、風に対する考え方。
いかに風に飛ばされないようにするか。
風が抜けるよう閉じずにトンネル型にし、
そして、風が吹く方に向けて建てたそうです。
風土に根ざして造られた、強・用・美が揃った、素敵な「建築家なしの建築」。
まさに建築の原点ですね。
戦争を経験したという93歳の大先輩。
突然の訪問にもかかわらず、快くお話して頂き、ありがとうございました。
学ぶことは、まだまだありますね。
学生時代に読んでおくべきと言われた、「建築家なしの建築」